「ルーズヴェルト・ゲーム」始まりました。
ドラマの放送後は様々な感想がTwitterなどでつぶやかれていましたが
見逃した!見ていないけれどどんな内容か知りたい!という方いませんか?
しっかり見たので内容をまとめてみたいと思います。
暇人ですみません(笑)
もくじ
青島製作所の危機!
話の始まりは青島製作所の会議室でした。
青島製作所とは、東京郊外にある年商500億円ほどの中堅精密機器メーカーです。
社長・細川充(唐沢寿明)が社長に就任して間もなく、
世間では金融不況の影響による景気悪化の波が押し寄せていました。
重要な取引先の一社から10億円以上の損失になる厳しい値下げ要求があり、
要求を呑まなければライバル社であるイツワ電器に乗り換えられると言われ
定例の役員会では役員たちの怒号の声が。
メインバンクの白水銀行からは融資のストップまで示唆され、対応に悩む経営陣。
なぜいきなりそんな話が?とザワつく会議室。
ただひとつはっきりしていることは
白水銀行からの融資がストップされれば青島製作所は確実に倒産するということでした。
野球部が廃部に?
そこで細川の決断はなぜか青島製作所野球部の廃部。
ここ青島製作所には、野球部があるのですが
その維持費は年間3億円。
かつては社会人野球部の名門として名を馳せていましたが
景気悪化とともに野球部も衰退し、
今では会社のお荷物扱いにまで成り下がっていたのです。
白水銀行に会社を立て直す姿勢を見せるため
今まで以上に大幅なコストカットをしていかなければならないと強い意思を見せた細川。
その第一歩として青島製作所野球部の廃部を提案したのでした。
経営者のイズムとは?
経営者としてもっともな判断であると
一部の役員たちからは野球部廃部を支持する声が上がりましたが
専務の笹井小太郎(江口洋介)は会長を説得するよう細川に言いました。
廃部にするためには、野球をこよなく愛する創業者で
現在は会長となっている青島毅(山﨑努)を説得しなければならなかったのです。
細川は野球部廃部の意向を伝えるために青島のもとを訪ねます。
そのとき、青島はこう言うのです。
「一つだけ言っておく。会社の数字には、ヒトの数字とモノの数字がある。仕入れ単価を抑えるといったモノの数字ならいくら減らしてもかまわん。だが、解雇を伴うヒトの数字を減らすなら、経営者としてのイズムがいる。お前にはそれがあるか?」
“経営者としてイズム”……。
そのときの細川にはそんなものはありませんでした。
一瞬返答詰まったものの、細川はこう強く宣言します。
「どんな手段を使っても、必ず青島製作所を守ってみせます。あえて言うならそれが私のイズムです。」
野球部に新監督?
まだ野球部廃部については野球部員たちの耳には入っていませんでしたが
ある日突然、監督であった村野三郎(森脇健児)が退職届を提出します。
あわせてエース飯島健太(林剛史)と
四番打者でスラッガーの新田達彦(松藤和成)も一緒に突然の退職…。
後日この3人はライバル会社であるイツワ電器に引きぬかれたことがわかったのですが
部員たちは驚きと焦りを隠せませんでした。
なぜならもうすぐ大切な試合が迫っていたから。
社会人野球にとって二大ビックタイトルと呼ばれるのが
「夏の都市対抗野球大会」と「秋の日本選手大会」。
特に都市対抗は東京ドームで行われNHKの放送もあり
社会人野球にとって憧れの晴れ舞台…
そんな大事な時期に監督もおらず、
出場さえ危ういのではないかという不安があったのです。
しかし野球部長の三上文夫(石丸幹二)が、
新監督として大道雅臣(手塚とおる)を連れてきます。
一風変わった大道に選手たちは反発するものの
大道が選手全員の実績をデータ化して戦略を練っていることがわかり
「取られたら取り返す」という大道とともに新たな道を歩み始めたのでした。
厳しい生産調整
経団連の会合に参加した細川は
その会場でジャパニクスの社長諸田清文(香川照之)に声をかけられ
生産調整の話を持ちかけられます。
調整はほんのいっときで
具体的なことは後日営業から伝えると言われその場は終わったものの
後日営業から伝わった話は単価の切り下げと80%の減算。
それは、青島製作所にとって年間でおよそ70億円の損失でした。
この生産調整がされれば一気に会社は赤字転落する可能性があり、
白水銀行から融資を得る上でも致命傷となる話だったのです。
白水銀行の動き
細川・笹井・経理部長の中川たちが白水銀行へ第一回目のヒアリング
(白水銀行が青島製作所への融資の是非を判断する経営状況聞き取り会議)に行ったとき
白水銀行の融資課長である林田の様子が妙でした。
支店長の磯部(峰竜太)も、「青島製作所は今期、黒字予想と見ているのか」と
念押しの確認。
解答に詰まったものの、笹井がジャパニクスから持ちかけられた生産調整の話をし、
これから調整するので様子を見て欲しいと頼み2週間の猶予をもらうのです。
生産調整の話を出してよかったのかと心配する中川に対し、
細川と笹井は正直に話さなければ融資は断られていただろうと読んでいました。
明らかに白水銀行はジャパニクスの生産調整の話を知っている…。
白水銀行がどこからその情報を掴んだのかが謎でしたが
2週間の間でなんとかしようと駆けまわるのです。
細川はなんとか諸田に交渉しようとしますが
なかなか交渉の機会を得られません。
そんな中、諸田とイツワ電器の社長である坂東昌彦(立川談春)との繋がりがわかり
ジャパニクスは青島製作所からイツワ電器へ乗り換える可能性があることに気づいたのです。
そして、ある日突然白水銀行の融資課長林田が青島製作所を訪れます。
まだ2週間経っていないというのに、会社の視察をしたいとのこと。
細川や笹井はあら探しをして融資を止めるつもりだと読んだところ
その通り細かいことを指摘し粉飾決算してないかなどの言いがかりまでつけられるのです。
「数字は嘘をつかないんだよ、細川さん。」
この言葉に細川は返す言葉がありませんでした。
ルーズヴェルト・ゲーム
生産調整についての相談のため細川は青島の元を訪れます。
そこで仕事の話をしたものの、
青島は「野球で一番面白いスコアって知ってるか?」と野球の話をし出すのです。
それは「ルーズヴェルト・ゲーム」。
アメリカのセオドア・ルーズヴェルト大統領が
「野球で一番おもしろいのは8-7の試合だ」と発言していることから
ルーズヴェルト・ゲームと言われているのですが、
青島はこの話から細川にある気付きを教えるのです。
「逆転だよ、細川。逆転すりゃいい。」
青島杯
毎年恒例の社内イベントである「青島杯」
それぞれの部署がトーナメントで戦い、
優勝したチームが野球部と対戦するというイベントです。
今年は製造部の派遣社員に甲子園経験者が2人もいるということで
製造部対野球部になることが予想されましたが
野球部が負けるようなことはないだろうと言われていました。
しかしある試合でエースの萬田智彦(馬場徹)が腕を痛め復帰が間に合わず
青島製作所野球部の問題は「ピッチャー」となっていました。
青島杯だけならまだしも、都市対抗までにピッチャーを補強しなければなりません。
監督の大道もどうすべきか考えていました。
沖原和也という人物
製造部にいる沖原和也(工藤阿須加)は、
あまり周りと関わりを持たず地道に働く青年でした。
同じ製造部の山崎美里(広瀬アリス)から
野球観戦に誘われるのですが断ってしまいます。
理由ははっきりわかりませんが、
「野球」にあまり関わりたくない様子なのです。
ですが青島杯で製造部の野球チームに入ってほしいと頼まれます。
もちろん断るのですが、
正社員になりたいならこういう社内行事も参加しないと、と言われ渋々了承。
ベンチに座っているだけならいいと参加することにしたのです。
しかし青島杯で製造部ピッチャーがまさかの負傷。
交代できるのは沖原ただ一人と言われ試合に出るはめに。
そこで守備を頼まれますが、
製造部対野球部の試合を見ながら
野球の楽しさに心が動いた沖原は自らピッチャーを志願します。
誰も沖原が投げれるなど思っていなかったそのとき
第一球目でまさかの153km/hを記録し
周囲を唖然とさせたのでした…。
沖原の正体とは一体…?!
倒産の噂と逆転のゲーム
突然、青島製作所に鳴り響く電話。
倒産や不渡りといった問い合わせの電話がガンガンかかってくるのです。
青島製作所が融資をストップされたという情報が流れ
何件かの下請けが受注を見合わせるという話にまで発展していました。
そんな中行われた白水銀行との二回目のヒアリング。
ジャパニクスとの交渉がうまくいかなかったことで
人件費削減などでコストカット面をアピールしたものの
白水銀行の融資課長林田は信用ができないの一点張り。
「ではどうしたら信用してもらえるのか。」と
ここから細川の逆転劇が始まります。
「ジャパニクスから減算を迫られた件、御行は最初から知っていたのではないですか?だからこそ融資の見直しが行われた。」
「仮にそうだとして銀行が融資の見直しをするのは当たり前だろう。」と林田は反発します。
「ですがそれが第三者からの悪意あるリークなら?どこからその情報を得たのかお教えいただきたい」
細川のまっすぐな視線に林田は「どこだっていいだろう!」と悪態をつきますが
細川からカメラに写ったある写真を見せられて固まってしまうのです。
それは、
ジャパニクスの諸田社長とイツワ電器の坂東社長が二人で話している写真。
そしてその後ろに写っているのは林田融資課長でした。
この三人が繋がっていた…
つまり、ジャパニクスから青島製作所への生産調整をリークしたのは
ジャパニクスの諸田自身だったのです。
メインバンクの融資担当者としてあるまじき行動をとった林田に対し細川は更に話を進めます。
全ては銀行の利益を守るためにしたことだと反論する林田ですが
更に言い逃れのできない証拠を突きつける細川。
それは2ヶ月前、
ジャパニクスのメインバンクである帝都銀行の諸田社長名義の口座から
林田個人宛に300万ものお金が振り込まれたという事実でした。
「お前は諸田社長から金をもらってうちの融資をストップさせようとした!」
違うと支店長に泣きつく林田ですがもはや言い逃れはできません。
「見苦しいぞ林田!
数字は嘘をつかないんだろ?
あんたは自分の利益がほしかっただけだ!
金をもらって我が社をつぶそうとしたその行為はもはや立派な犯罪だ!
警察マスコミ会社家族お前のしたことを全てリークしてやる!
お前はもうゲームセットだ!」
そう怒鳴ってその場を立ち去る細川ですが
専務の笹井が支店長にフォローを入れ
人員削減と野球部の廃部を条件に白水銀行の融資が通ったのでした。
感想
逆転のゲーム、テレビをしながらスカッとさせられました!
テレビを見れる方は第二話からでも楽しいと思うのでぜひ見てみてくださいね!
やっぱり制作が「半沢直樹」っぽく、
「半沢直樹」目線で見てしまったので…
大和田常務はジャパニクスの諸田社長役だったんですが
モロ、大和田常務でした(笑)
結構1話目で話が進んだ感じがするのですが
これからどのような展開になるのか楽しみです。
このままいくと原作とだいぶ違った展開になるのではないかとも思っていますが
楽しみに見ていこうと思います。
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました!