アメリカ西海岸発祥のブルーボトルコーヒー。
「サードウェーブ(第3の波)コーヒー」
「コーヒー界のアップル」
「フェラーリ並みのコーヒー」との呼び名を持ち、
スタバ人気を揺るがすのでは?と話題になっているようです。
ブルーボトルコーヒーが日本にオープンすれば、
日本のコーヒー業界が大きく変わってくるかもしれません。
しかも、東京にオープンが決まっているということで、その日がくるのも近いかも…。
ブルーボトルコーヒーが人気の理由や、スタバとの違いについて調べてみました☆
ブルーボトルコーヒーとは?
2002年に元クラリネット奏者のジェームス・フリーマン氏が設立。
コーヒー作りに時間をかけ、おいしさを追求する一方、
2000ドル以上の高額なエスプレッソマシンを
バリスタの90分の無料トレーニング付きで販売するなど
何かと話題を集めている会社です。
2010年にはニューヨークに進出を果たし、
現在は東海岸に7店、西海岸に6店と、計13店を展開しています。
面白いのは、IT関連の事業でもないのに、
グーグル・ベンチャーズ、インデックス・ベンチャーズ、
インスタグラム、ツイッターの設立者、元グーグルのエグゼクティブたちが、
この新しいコーヒー会社に相次いで投資しているということ。
ブルーボトルコーヒーの魅力とは何なのでしょう?
ブルーボトルコーヒーの魅力について
ブルーボトルコーヒーの大きな特徴は、
大手コーヒーチェーン店と違って
それぞれの店舗がその地域に溶け込むように工夫されているところです。
倉庫街にあればそこに溶け込むように飾り気がなく、
中にはアップルストアのような店舗も。
オフィス街の店舗は
エッグベネディクトやスープ、サラダなど、
食べ物のメニューを充実させたり。
朝食メニューやランチメニューを充実させて人気を集めているようです。
また、ブルーボトルのコーヒー豆は、CEOのフリーマン自らが買い付けます。
小さな生産者から仕入れたフレッシュなオーガニックの豆を軽く焙煎するため、
味は大手コーヒー店のダークで油っぽい味とは対照的で、柔らかく甘みがあるのだとか。
透明性も重視しているため、
どの地域で生産され、誰がどのように焙煎し、どんな淹れ方をしたのか…。
ここまではっきりとわかるのも特徴の一つです。
「焙煎した豆は48時間以内に使い切る」という強いこだわりもあり、
「このコーヒーでないとダメ」というブルーボトルコーヒーファンも多いのだとか。
スタバとの違いは?
上に書いたように違いはたくさんありますが、
好みに応じて抽出方法が選べて、
日本製のドリッパーで1杯1杯丁寧に淹れるところもブルーボトルコーヒーの特徴です。
スタバのようなチェーン店とは違って、
喫茶店の雰囲気を重視しているようです。
店舗に訪れたお客さんの感想はこんな感じ。
「スターバックスの濃い味と違って、コーヒー豆を焙煎し過ぎていない。だから、苦くなく、甘味のあるマイルドな味」
「焙煎してから10日経ったコーヒーを出すコーヒーチェーン店が多いと聞いたけど、ブルーボトルは目の前で豆を挽いて出してくれる。店員も感じがいい」
「焙煎した豆は48時間以内に使い切る」というこだわりがしっかりと味に出ているんですね。
ブルーボトルコーヒーは、コーヒーのレストランを目指しているのだとか。
スタバといえば若者が集まる印象が強いですが、
ブルーボトルコーヒーは昔ながらの喫茶店というイメージです。
スタバでは、多くの人が携帯やパソコンをしながらコーヒーを飲む、
ちょっとした休憩場所に最適という感じですよね。
新メニューが出れば試しに並ぶこともありますし、
友達と楽しくワイワイ談話できる場所でもあります。
しかし、ブルーボトルコーヒーはコーヒーがメイン。
真のコーヒー好きが、バリスタとコーヒーについて
客がソムリエとワインの話をするように過ごせるような空間作りをしていくのだそうです。
真のコーヒー好きと言ってしまうと、
コーヒーの味がよくわからない私は場違いになってしまうのか…
なんて考えてしまいそうですが、
そうではなくて、
オーガニックの高品質な豆を自家焙煎した美味しいコーヒーを飲んで
コーヒーの美味しさをもっと知ってもらいたい、
自分にピッタリ合う抽出方法を見つけてもらいたい、
コーヒーを飲むためにお店に来てほしい、ということだと思います。
スタバにはスタバの良さがあるのでどちらの方がいいとは言えませんが、
自分の好みによってコーヒーをより楽しむことができるようになりそうです。
フリーマン氏は接客応対にも厳しいことで有名なようですね。
スタバも熱心な社員教育をしていると聞きますが、
スタバとは違った空間が出来上がりそうなきがします。
本当に、コーヒー好きが集まる場所になりそうです。
東京にオープンするのはいつ?
設立者のフリーマン氏は、19歳のときに東京を訪れていたのだとか。
お金がなくよくコーヒーを飲んでいたそうですが、
アメリカでは見かけないサイフォン式やドリップ式のコーヒーに驚いたそうです。
銀座のカフェ・ド・ランブル、渋谷の茶亭羽當、表参道の大坊珈琲店などは、
フリーマン氏お気に入りの喫茶店なんだそうです。
日本進出は長年の夢だったということで、
日本人としてなんだか嬉しくなりますね。
2014年に入ってから、ブルーボトルコーヒー・ジャパンを設立しています。
江東区の清澄白河に土地を買い、
東京での事業に500万ドルを投じるそうです。
詳しい住所は江東区平野1-4-8あたり、という情報もありました。
ご近所の方は写真の場所を見て判断できるかもしれませんね。
この辺りが、オークランド地区の雰囲気によく似ているのだそうです。
場所は決まっているので、年内にはオープンできるのではないかと思いますが、
まだはっきりとしたオープンの日は発表されていないようですね。
詳細が分かり次第、追記させていただきます。