水族館ガール3はある?ネタバレと最終回の結末は?あらすじ感想まとめ

7月から始まるドラマ「水族館ガール」の原作小説を読みました。

 

物語に出てくる登場人物と一緒に泣いたり笑ったりできて、
読み終わった後はこれまでと違った気持ちで水族館に行きたくなる作品です。

 

今回は「水族館ガール」のあらすじや感想をネタバレしつつ紹介します。

 

スポンサードリンク

 

水族館ガールのあらすじ

 

「市役所職員のまま一年ちょっと職場が変わるだけ」

 

役所に勤めて丸3年の嶋由香は
ある日突然私立水族館・アクアパークへの出向を命じられてしまいます。

 

「観光担当のお姉ちゃん」に何ができるのか、
役所の決定に不満たっぷりそうな現場の人間たち。

 

その中でも特に、由香は4つ年上の梶良平の態度が気に入りませんでした。

 

しかし配属されたのは梶が担当しているイルカ課。

 

仕事熱心だけど無愛想で優しくない梶と
いたずらっ子のバンドウイルカ達に振り回されながら、
水族館ガールとして奮闘するのですが・・・

 

水族館ガールのネタバレと感想

最初、「失敗した」と思いました。

 

だって、漫画だと思って購入したから(笑)

 

どこで何を勘違いしたのか、表紙のイラストから漫画だと思って電子書籍で購入。

 

開いてみたら小説だったので、小説を読むのが苦手な私は
「電車に乗っているときの暇つぶしにでも読もう」と思っていたんです。

 

でも、また「失敗した」と思いました。

 

だって、読み出したら面白くて電車の中でニヤけてしまったから(笑)

 

もう、帰宅したら一気読みで続刊も即購入。

 

続編が出たら是非読みたい面白さです。

 

何が面白いのかって並べたらキリがないですが、
私がニヤけてしまった原因は主人公・由香と梶の夢。

 

その日の仕事で教わったことが直結している由香の夢では
先輩の梶がイルカになってたり、ラッコになってたり。

 

見かけは可愛らしいラッコの交尾は実はとても激しいと聞いたらそれが夢になって、
疲れているのか何なのか、二人の夢はちょっぴり危険です(笑)

 

これだけだと変態か!って思ってしまいますが、これは物語のちょっとしたスパイス。

 

二人は少しずつお互いのことを意識し認め合うようになっていきますが、
水族館がテーマの話なのであくまでもお仕事の話がメインで恋愛要素は控えめ。

 

ただ、夢のシーンは必ず笑えるオチがあって印象強かったので、
ついつい先に思い出してしまいました(笑)

 

これをドラマでどう表現するのやら・・・

 

イルカ課で働くことになった由香は、C1というバンドウイルカに興味を持たれます。

 

イルカは遊び好きで猫のような気まぐれな性格。

 

なんとかその気にさせてうまくイルカに遊ばれるのがトレーナーの仕事だなんて、全く知りませんでした。

 

いや、もしかしたらイルカショーを見たときにトレーナーさんが説明していたかもしれませんが、
どうやってトレーニングしているかなんて今まで全く気にしたことがなかったので目から鱗の話ばかり。

 

次に水族館に行ったら、ショーを見て「すご〜い!可愛い〜!」なんて言ってられません。

 

アクアパークは「自然での状態に近い、ありのままの生態を見せる展示」をうたっている水族館です。

 

そのため飼育生物を記号で呼んだり、
「イルカショー」ではなく「イルカライブ」と言うなどこだわりの多さがあります。

 

なぜ飼育生物に愛称をつけないのか、なぜイルカライブなのか、
由香と一緒に水族の生態を学びながら知っていく水族館の裏側の話。

 

涙なしでは読めない別れのシーンでは、この疑問を更に強く感じさせられました。

 

また、水族館の飼育技術職は人気が高い職種で
募集をかければ倍率は常に50倍以上だけれど、若手層の定着率は低いという現状。

 

由香が市役所からの出向職員であるだけに、業界そのものの問題も見えてきます。

 

自分が思っていた水族館は表面上の部分だけだったということを痛感させられ、
「水族館をテーマパークにするか、博物館にするか」という結論の出ない問題に
真摯に向き合う人たちの姿に胸が熱くなりました。

 

2巻のラストでは、2つの水族館で同時にイルカライブをやる「シンクロライブ」が行われます。

 

その初めての試みに至るまでにたくさんの出来事がありますが、
由香に触発されて梶が計画したこのライブはたくさんの発見と感動を生み出しました。

 

イルカの生態についてもまだまだ解明されていないことが多いんですね。

 

由香とC1、そしてニッコリーには驚かされることばかりです!

 

3巻の発売日は2016年6月30日もしくは7月1日となっているようです。

 

続編はないかと思っていたので、続きを読むのが楽しみ!

 

ドラマは少し設定が違うようですが、
原作の良さが伝わる仕上がりだと良いなぁと思います♪

 

まとめ

専門的な話もわかりやすく書かれているので抵抗なく読むことができ、
それ以上に興味をそそられました。

 

この小説を読むと、水族館にはデートでなく「観察」に行きたくなりますよ!

 

読めばわかりますが、カップルのイチャイチャに割って入ってウンチクを教えてあげたくなるかも♪