スタティスティシャンの年収や仕事内容とは?資格や求人もチェック

2016年9月11日放送の
がっちりマンデーで
スタティスティシャンという
聞きなれない職業の名前が!

 

どうやら2016年儲かる職業だと
言われているようですが、
早口言葉で言うと噛みそうなワードで
どんな仕事なのかさっぱりわかりませんw

 

というわけで、今回は
スタティスティシャンがどんな職業なのか、
本当に儲かりそうなのか???ご紹介します!

 

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スタティスティシャンって何者!?

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まずは3回「すたてぃすてぃしゃん」
早口言葉で言ってみてください。

 

絶対噛みますwww

 

さて、パソコンで打ち込むのも
面倒な職業名ですが、
英語で書くと「statistician」

 

英語が得意な方ならもうおわかりでしょう。

 

statistics=統計

 

つまり、スタティスティシャンとは
「統計学者・統計家」のことをいいます。

 

データ解析のプロなのです。

 

どんな仕事をするの?

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日本では馴染みがないですが、
欧米系の外資系企業によくある
ポジションなんだそうです。

 

統計分析を主業務として、
データの採取や解析、
実験計画法の提案や
サポートなどを行います。

 

もっと噛み砕いて言うと、
膨大なデータの中から
どういう商品が売れるのか、
どういう販売員の売り上げが良いのか
ビジネスに使える情報を見つけ出すお仕事です。

 

品質管理や技術部に
所属しているケースが多いようです。

 

日本ではデータアナリスト
データサイエンティストのほうが
聞いたことがある!という気がしますね。

 

どう違うのか気になったのですが、
データアナリスト等はデータ解析に加え
ITスキルも必要とされます。

 

そしてデータサイエンティストとは
「ビックデータ」と呼ばれるIT技術の
高度化によって扱えるようになった
複雑で膨大な情報を分析して、
その結果をどうビジネスに活かすか
ということが問われる専門家です。

 

しかしスタティスティシャンは
あくまでも統計専門なので
データサイエンティストほどの
ハードルの高さはないようです。

 

がっちりマンデーでは
258種類あるカップラーメンで
売れる商品と売れない商品の
違いを分析していました。

 

全国のスーパーで過去1ヶ月分の
データを見ながら調べてみると、
面白いことに栄養成分の中に
「りんご」が入っていると売れ行きに
倍くらいの差が出ているとの結果が。

 

意外にも、売れ行きの悪いものには
チキンが入っており、これで売れ行きが
3割減くらいしている
の結果も出ていました。

 

売り上げ、麺の硬さ、塩分濃度、
容器の材質、リピーター率、値段など
全40項目を様々な角度から見てデータ解析。

 

また、自動車産業の中小企業は
どうしたら儲かるのかというテーマでは
売り上げ規模が1兆円になる会社と取引
するよりもそれより少ない会社との
取引の方が儲かりやすいという結果に。

 

実際にあらゆる項目のデータを解析
すると、売り上げが1兆円規模の会社
との取引だと営業利益がかなり低くなる
という分析ができたのだそうです。

 

帝国データバンクなどの
データのプロ企業であっても、
ビッグデータを有効に扱うのは
至難の技なんですね。

 

ですが、企業でデータ解析が必要な場合、
やはり開発技術者など
現場のいろんな人が関わると思います。

 

そのときにスタティスティシャンに
解析を丸投げしてしまったら、
現場の業務をデータだけで見てしまうので
逆に効率悪化の可能性もあります。

 

ですからスタティスティシャンのお仕事は
膨大なデータを元に解析し、
その解析結果を企業に伝えることで
新しい発見をさせることがメインなよう。

 

データサイエンティストは
そこからさらに意見を出して
深堀りしていく感じですかね。

 

がっちりマンデーに出演していた
西内さんも言っていましたが、
7、8割はデータから導き出した答え
が有効であると言っていました。

 

しかしそれに独自性を出すのであれば、
あえてデータの傾向に逆らうことが
価値になることもあるので
そこには現場の声も必要になってきます。

 

ここにスタティスティシャンが
どの程度関わっていくのかは不明ですが、
企業からの要望があれば
データ解析の結果を元にした提案や
意見もバンバン出していくのでしょう。

 

現在はデータを扱えずに困っている
企業がほとんどなようですから、
スタティスティシャンは
統計スキルを活かしたサポート業務
をしているということなんですね。

 

エンジニア自身にその能力が
備わっているのが一番ですが、
なかなかそういうわけにもいかないですよね。

 

高度な解析能力が
スタティスティシャンの強みなので、
それを活かして企業をサポートしているようです。

 

いわば縁の下の力持ち的な存在ですね。

 

儲かるってホント?

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データアナリストも
データサイエンティストも
スタティスティシャンも、
その多くは企業に所属しています。

 

ですので会社員と同様
勤務先や実績によって
給料や待遇は異なるようです。

 

高度な専門スキルが
必要とされる分野なので、
年収1000万円以上を得る人も
少なくはないようですね。

 

ほとんどが大企業で
必要とされる人材なので、
そもそも待遇面が良い
場合が多いのではないでしょうか。

 

しかし、意外にもデータアナリストなどの
肩書きを持ちながら年収は500万円前後
という人もまだまだ多いよう。

 

スタティスティシャンとして働くならば、
企業規模で会社を選ぶのが良さそうです。

 

もしくはフリーのスタティスティシャン
という働き方もあるかもしれませんね。

 

大手企業に属するのではなく、
自分の持っている知識を活かして
データ解析方法すらわからない
というところから細かく指導する専門家。

 

コンサルタントという感じでしょうか。

 

個人的には後者の方が
企業を活性化させる楽しさや
可能性があるように思いました。

 

また、今後データ解析を専門とした
企業も増えていくように思います。

 

資格はいるの?

スタティスティシャンとは 画像

資格に関しては特にない様子。

 

また、スタティスティシャン専門の
学校などもないようでした。

 

じゃあどのタイミングで
スタティスティシャンと名乗るの!?
と気になったのですがw

 

おそらく企業でそういう
ポジションが用意されているのでしょう。

 

もしくはフリーでそう名乗る!

 

今後認知度が高まってきたら
スクールなども増えるかもしれません。

 

現時点で資格をとるのであれば
統計検定などを受けた方が
良いのかもしれませんね。

 

今回、番組では株式会社データビークル
取締役・西内 啓(にしうちひろむ)さん
統計家として出演されていましたが、
会社でセミナーやイベントを開催しているようです。

 

その道で活躍している人に聞くのが一番なので、
興味がある方はホームページを覗いてみてください。

 

また、西内さんの著書
「統計学が最強の学問である」
読んでみるのも良いかと思います。

 

西内さんいわく、
年々依頼数は増加しており
今年は昨年の2倍以上のオファーが
あったそうですよ!

 

求人情報とかある?

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求人情報を調べてみると、
総務省統計局のホームページで
募集がされていました。

 

新しい統計局の展開には、理工系の知識をもったスタティスティシャンはもちろん、
数量的な思考による課題解決能力をもったデータサイエンティストも不可欠と考えています。

※統計局HPより抜粋

 

がっちりマンデーでも
紹介されたくらいですから、
今後更に注目が高まっていくでしょうね!

 

新たなビジネスチャンスに
ワクワクしました♪