べっぴんさんですみれの姉
坂東ゆりを演じるの蓮佛美沙子さん。
ドラマでは経営者の娘として
幼い頃から将来について考えている
しっかり者の姉を演じます。
そんなゆりの実在モデルが、
坂野惇子さんの姉である
佐々木智恵子(ささきちえこ)さんです。
妹の企業を応援しながら
智恵子さんはどのような
生涯を送ったのでしょう?
今回は佐々木智恵子さんと
ドラマでゆり役を演じる
蓮佛美沙子さんについて
私の見解も含めながらご紹介します。
歳の離れた姉・智恵子
佐々木智恵子は明治38年(1905年)、
大阪府で佐々木八十八の次女
として誕生しました。
惇子が生まれたのは1918年(大正7年)。
なんと二人は13歳も
歳の離れた姉妹なのです。
べっぴんさんでは3歳上の姉
という設定なので、まさか10歳も
プラスして離れているとは!
ドラマは実在の人物を元に
大胆にアレンジしているようなので、
こういうところも調べてみないと
わからないことで面白いですね。
これだけ歳が離れていたのもあってか
二人はとても仲の良い姉妹だったそう。
智恵子は惇子を可愛がり、
惇子の服を見立ててあげるなど
面倒見が良い姉でした。
夫や子供について
大阪から神戸に転居した後
智恵子は神戸女学院に進学し、
卒業後に三浦義次と結婚しています。
義次は後に八十八が創業した
レナウンメリヤス工業の取締役、
東京佐々木営業部の監査役を務めました。
義次の父親は三浦基次といい、
祖父は江戸時代幕末期の大名、
美作勝山藩十代藩主・三浦顕次です。
祖父が華族令の施行に伴い
子爵(ししゃく)の爵位を持っていたため、
孫の義次もその爵位を有していました。
結婚後は東京に移り住み
娘・晃子を授かっています。
智恵子の父・八十八は
上京するたびに智恵子が住む
三浦子爵家の屋敷に滞在したそう。
娘の夫の家に頻繁に滞在するなんて、
親族関係もうまくいっていたようですね。
惇子もまた甲南高等女学校を卒業後は
八十八と智恵子に上京を勧められ、
三浦家に2年間居候しています。
八十八は東京をとても
気に入っていたそうですから、
三浦子爵家に行くのも
旅行感覚だったのかもしれません。
貴族院議員となった後も
議会開催中は好んで三浦家に
滞在したそうですよ。
第二次世界大戦末期には
空襲により東京の三浦家が
被災してしまったため、家族3人
岡山の旧藩邸へ疎開しています。
その後妹の惇子も神戸大空襲で
自宅を焼失し、姉を頼りに
岡山へ疎開し終戦を迎えました。
智恵子については惇子ほど
詳しいことはわかりませんが、
とにかく妹の力になった
姉だったのだと思います。
こうやって困った時に頼れる
身内がいたからこそ、戦後も
なんとか頑張っていけたんですよね。
戦後、智恵子たちは東京へ戻っています。
智恵子は1990年(平成2年)に
息を引き取りました。
享年85歳でした。
演じるのは蓮佛美沙子!
ここで簡単にゆり役を演じる
蓮佛美沙子さんをご紹介します。
蓮佛美沙子さんは1991年生まれで
現在25歳の女優さん。
あれ!意外とまだ若かったw
と思っちゃいましたw
なんとなく劇団ひとりさんの妻、
大沢あかねさんに似ている
気がするからですかね?
きちんと比較してみると全く違うんですが、
なんとなく雰囲気?が似ている気がします。
蓮佛美沙子さんは
2006年公開の映画「犬神家の一族」
で女優デビューをしています。
堀越高等学校出身で、
同級生には俳優の三浦春馬さんや
女優の福田沙紀さんがいます。
こう言われてみると若い世代な気が・・・w
やっぱり蓮佛さんがどこか
落ち着いた雰囲気のある
女優さんだからでしょうか。
2015年放送のドラマ「37.5℃の涙」とか、
母親役に違和感がなかったですもん!
そういえば、蓮佛さんの特技はピアノだそう。
「べっぴんさん」のゆりもピアノが得意
とあるのでもしかしたらドラマ内で
披露してくれるのでしょうか。
ドラマでは蓮佛さんの演技にも注目ですね!
幼少期のゆりを演じる子役については
こちらの記事をご覧ください。