べっぴんさん野上潔(きよし)のモデルは尾上清!レナウン社長の生涯は?

「べっぴんさん」ですみれの幼なじみの
野上潔(のがみきよし)を演じるのは
俳優の高良健吾さん。

 

その実在モデルは
尾上清(おのえきよし)さんです。

 

ドラマではすみれの兄のような
存在として彼女を支え続けますが、
実際に尾上さんも坂東惇子さんと
兄と妹のような関係で支えていました。

 

また、惇子の父親・佐々木八十八の
右腕として活躍した人物です。

 

今回は尾上清さんについて
私の見解も含めながらご紹介します。

 

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尾上清の生まれや性格について

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1911年(明治44年)に大阪で
尾上設蔵(おのえせつぞう)
長男として生まれた清。

 

尾上設蔵は惇子の父親
佐々木八十八が創業した
佐々木営業部で若くして
支配人に抜擢され、その後も
会社の運営を任された人物です。

 

■関連記事■べっぴんさん名倉潤が演じる潔の父親野上正蔵のモデルは尾上設蔵!

 

妻は伊勢丹の初代社長
小菅丹治の長女である喜子

 

戦時中に結婚し、
2人の子供を授かりました。

 

清は父親の設蔵同様若くして
商才が認められ、周りからの
人望もとても厚かったといいます。

 

惇子にとっても7歳年上の清は
兄のような存在で、幼い頃は
よく遊んでもらっていたようです。

 

べっぴんさんでの潔はわりと
実在モデルに近いのかもしれませんね。

 

優しく丁寧な口調で話すものの、
厳しさも忘れない人物。

 

それは本当にその人のためを
思っての発言で、周りもそれが
わかるほどだったといいます。

 

惇子が商売を始める際にも
背中を押してくれたのは清でした。

 

「昔のままのお嬢様ではダメです」と。

 

時代の変化に女性も
ついていかなかればならないと
迷っている惇子を諭したのでした。

 

ファミリアの創業のきっかけを
くれた人物であり、創業後も
惇子を見守りファミリアの発展を
支えてくれた人物です。

 

たくさんの人から愛された経営者で、
清の言葉は今も「尾上語録」として
語り継がれているといいます。

 

人生の目的:金を貯めたり、地位や栄誉を得たいといった類いの現世利益を求めるのが人生の目的ではない。
これらは“つまらない欲”であり“錯覚”だ。
人生の目的はこれらの欲を捨てて“一生を楽しく心豊かに送ること” である。
欲のあるヤツと欲のないヤツを一騎打ちさせてごらん。
欲のないヤツが勝つに決まっている。

過信:人の上にたつものは自分の経験からくる判断が一番正しいなどと過信してはならない。
むしろ経験の7〜8割が間違っていると考えなさい。
とくにセンスについては若い人達の感度が進んでいるのは当然だ。
管理職は若い人達に教えを乞いなさい。

 

清は人の上に立つ存在であっても、
常に第三者の目で自分を客観視
しながら生きていたように思いますね。

 

だからこそ自分が正しいと思わず
周りの意見に耳を傾けることができ、
結果としてたくさんの人が
清について行ったのだと思います。

 

「尾上語録」、深いです。

 

佐々木営業部入社と復活

父親・尾上設蔵の背中を見て
育ってきた清は1933年(昭和8年)に
佐々木営業部に入社します。

 

この頃、既に佐々木八十八は
第一線を退き政界進出しており、
会社を任されていたのは設蔵でした。

 

事業拡大の最中で、
清は持ち前の商才を発揮し
入社から3年後には常務に昇進。

 

父親と会社を支えていきます。

 

しかし、日中戦争の勃発で
1938年(昭和13年)には清も召集され
中国の天津に駐留することに。

 

2度目の召集で熊本へ、
3度目の召集で沖縄へ、
そして宮古島で終戦を迎えています。

 

この間清の父親・設蔵が死去し、
佐々木営業部は国策による
企業整理で江商(現在の総合商社兼松)
吸収合併されていました。

 

それを独立・復活させたのが清です。

 

清は戦後1947年(昭和22年)、
当時36歳で社長に就任し
佐々木営業部の復活を成し遂げます。

 

次第に総合アパレル企業としての
道を歩み出し、佐々木営業部は
社名変更やグループ会社の再編を
重ねながらレナウンへと進化していきました。

 

清は先見の目にとても優れていました。

 

市場は大衆がリードすると言い、
戦後初の新聞広告を打ち出したのも清です。

 

1951年(昭和26年)には民間放送
開始と共にラジオ広告を開始。

 

1961年(昭和36年)には
「これからはテレビの時代」と
全国ネットのテレビに番組提供。

 

「レナウンルック(後のルック)」
女性ブランド「レリアン」
誕生させたのも清です。

 

レナウンの会長就任後は
紳士既製服への進出を決め、
「レナウンニシキ(後のダーバン)」
を設立しました。

 

レリアンとかダーバンとか、
めっちゃ有名やないですか・・・!!

 

レナウンブランドはこちらに
詳しく書いていますので見てみてくださいね。

 

■関連記事■レナウンのブランドや意味は?ワンサカ娘のCMとシルヴィバルタンの現在も!

 

1972年(昭和50年)、に第一線を
退き理事長に就任した清。

 

その後は一切経営に関わらず
顧客の目で会社を見守ったそうです。

 

佐々木営業部をグループ企業に
成長させるという八十八の夢を
引き継ぎ実現させたのが
尾上清という人物だったんですね。

 

そして1988年(昭和63年)、
肺炎で亡くなっています。

 

享年78歳でした。

 

演じるのは高良健吾!

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イケメン俳優として名高い高良健吾さん。

 

高良さんは1987年生まれで
現在28歳、11月に29歳を迎えます。

 

ドラマデビューは2005年に
放送された「ごくせん」

 

ということは、すみれの父親役の
生瀬勝久さんとはデビュー当時に
出会っていたんですね。

 

生瀬さんからすると
大きくなったなぁ〜って
感じかもしれませんw

 

そして最近の高良さんといえば
「創味シャンタン」w

 

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このCM、高良さんの表情が
癖になりますよね〜

 

イケメン枠の高良さんですが、
役柄も幅広く好感度が
とても高い俳優さんな気がします。

 

朝ドラ出演は今回が2度目。

 

前回は2011年の「おひさま」
に出演されていました。

 

そして2015年の大河ドラマ
「花燃ゆ」では高杉晋作役を
務めるなどNHKでも徐々に
人気が高まってきているように思います。

 

今回の野上潔という役で
またファンが増えそうですね♪

 

私は潔がすみれのことを
「こじょうちゃん」と呼ぶのが大好きです。

 

私も呼ばれたい・・・w

 

■関連記事■こじょうちゃんの意味は?べっぴんさんで潔がすみれをそう呼ぶ理由

 

幼少期を演じる子役については
こちらの記事をご覧ください。

 

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