松本孝夫のかけつぎ技術がすごい!料金やオーダーの流れまとめ!

2014年2月28日(金)23時30分~放送の
「未来シアター」ゲストは「ヒロミ」さんです。
そこで今はまっている趣味などについて取り上げられるようですが、
ヒロミさんの革新者!というある人物が気になったので調べてみました☆

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松本孝夫 
その方の名前は松本孝夫さん。

かけつぎ」と呼ばれる衣類に空いた穴を元通りに塞ぐ技術で
多くの服を再生する革新者だそうです。
そんな松本さんのお仕事についてまとめてみたいと思います。


松本孝夫さんとはどんな人物?

名古屋にある江見屋というかけつぎ専門店の会長です。
神戸のかけつぎ店に生まれた松本さんは、
高校卒業後に名古屋で修業をし、
昭和37年に独立しスタートしました。

ちなみに、「江見屋」の由来は
松本さんの母方の姓が「江見」にちなんでつけられたそうです。

松本孝夫 
かけつぎとはどんな技術?
かけつぎとは簡単にいうと穴を塞ぐ修理のこと。
ですがただ塞ぐのではなく、かなり高度な技術が必要なんだそうです。

ただ布を貼って塞ぐだけなら誰でもできることかもしれません。
ですがかけつぎとは
その生地と同じように布や糸を使って修理していくことです。

かけつぎをしたからといって元通りの新品状態になるわけではありませんが、
その物や洋服に対するお客様の価値、思い入れを、
かけつぎのプロが長年の技術を注ぎ込んで
修復させていくのです。

松本さんの技術のすごさ
松本さんは修業時代から生地ごとに「織り方」をノートにまとめているそうで、
それはもう細か~く記されているそうです。

気が付けば頭の中には100種類を超える織り方が入っているそうで、
長年試行錯誤しながら積み重ねてきたからこそ成せる業なのでしょうね。

もう手が勝手に動くということで、
きれいに着たい、元通りにしたいというお客様の思いに
答えるべく日々努力されてきたそうです。

技術が高いがゆえに、
外国製のブランド品や着物など、
他ではなかなか直せないものも持ち込まれるそうで、
他店で断られたものが持ち込まれたりすることもあるそうですよ。

また、過去には皇族のお召し物を直したこともあるそうです。

今では次男の好孝さんに社長を譲り会長となっていますが、
「職人は休むことができん」と
今も変わらずかけつぎや検品作業をしているそうです。

できる限りのことをする、
そのスタンスが江見屋をつくりあげてきたんですね。
松本孝夫 
(なぜかこの二人笑)

かけつぎのオーダーの流れ
ここでは江見屋さんのHPからの情報をまとめさせていただきます。
まず、
1、電話相談
2、注文フォームに入力・品物の発送(元払い)
3、お店での正確な見積もり(見積もり無料)
4、修理希望の方は代金支払い(口座振込)
(修理を希望しない方は着払いにて品物返送)
5、入金確認後、作業開始
(約10日程で修理完了)
※繁忙期というのもあるようで、5・6・11・12月だそうです。
時期によっては1ヶ月程かかる場合もあるようなので、
まずは電話連絡の際に問い合わせてみた方がよさそうですね。
ここでいう繁忙期というのは、
衣替えの季節のようです。

6、修理完了後宅急便にて配送
※一配送につき一送料
(指定地域は均一500円の負担あり・地域による料金差あり・海外発送なし)

かけつぎ料金はどれくらい?
加工料金は、
穴の大きさ、個数、素材、場所によって異なるそうです。
最低加工料金は3,500円から。
小さな穴程度なら割と安く済むようなのでいいですね。

焼け焦げなどの「穴」の場合は
直径が2、3cmくらいになると8,000円~10,000円くらいすることもあるようです。
また、ひっかかって破れたような「かぎ裂き」の場合は、
縦約3cmで9,000円~
横約2cmで10,000円程度のようですね。

ブランドものだったり、
ヴィンテージものだったり、
家族や恋人、友人からもらった大切なプレゼントだったり…

誰もが大切に着ている洋服というのはあると思います。

「かけつぎ」とは「想いをつむぐ」こと。
「再び服に命を吹き込み、無くしかけた大切な想いを再生すること」

気持ちはものにも宿るといいますが、
自分自身の大切にしたいという想いにプラスして
「どうかずっと長く愛されますように」という
かけはぎ職人たちの想いも一緒に紡がれているのでしょうね。

私自身も機会があれば
ぜひ利用したいと思いました。