こんばんは!はづきちです!もう11月も残り数日。あっという間に12月も終わってしまいそうですね><この時期になると年末大掃除についても考えます。今年は夏以降きちんと片付けができてないので、結構部屋が散らかっていてw半年に一度は家具を動かして大掃除してたんですが、1回やらないだけでいろいろと見えないところに汚れが溜まっている予感・・・。部屋の乱れは心の乱れって言いますし、なんだか落ち着かないのは部屋が片付いてないせいかな。とりあえず大掃除の日を決めて今年の汚れを落とそうと思います☆
さて、朝ドラべっぴんさん
9週目から新たに登場した大物人物。
伊武雅刀さん演じる大島保が
物語を面白くしてくれそうです。
大急百貨店のモデルは
現在の阪急百貨店。
その阪急百貨店に認められてこそ
ファミリアは皇室御用達ブランド
として現在も人気があるわけですが、
そうなったのにもすみれの
モデルである坂野惇子たちが
譲れない思いを持っていたからです。
百貨店進出ってすごいこと。
でもその百貨店の言いなりには
ならなかった彼女たち。
阪急百貨店社長・清水雅を
唸らせた出来事とは?
今回はファミリアの百貨店進出
裏話について書きたいと思います♪
大急百貨店社長大島保のモデルは清水雅
清水雅(しみずまさし)は
1901年(明治34年)大阪府に生まれました。
1994年満93歳で亡くなるまで
昭和中期から平成の実業家として
広く名を残し活躍した人物です。
父親も実業家として活躍し、
そんな父を見て育った清水雅は
必然的にその道を進みます。
慶應義塾大学経済学部卒業後、
ヨーロッパ・アメリカへ留学。
帰国後阪急電鉄へ入社し、
1947年には分社独立した後の
阪急百貨店の初代社長を務めました。
その後も阪急共栄物産社長、
阪急百貨店会長、東宝会長、
阪急電鉄会長など幅広く活躍しています。
ファミリアとの出会いは?
そんな清水雅がファミリアに
興味を持ったのは夫人との散策がきっかけ。
休日に神戸の街を歩いていた際、
ファミリアの店舗が目に止まり
一目見て良い商品を扱っていて
これは売れると確信したのだとか。
その翌日にはファミリアの
商品を仕入れるよう
部下に命じたといいます。
さすが、仕事が早いですね。
ですが、なんと坂野惇子は
その申し出を断ってしまうのです。
阪急百貨店に商品を
置けるということで得られる
利益は計り知れません。
ブランド力の向上、
銀行などの信用・信頼の向上、
融資を得る上でもメリットばかりでした。
阪急百貨店のロゴ、
阪急特選マークは
品質が保証される信頼の証。
それをわざわざ阪急百貨店の
方から話を持ってきたのです。
私だったらこれだけで
テンションが上がってしまいそうですがw
しかし坂野惇子たちが
その申し出を断ったのには
彼女たちの譲れない思いがありました。
阪急百貨店の要望、
ファミリアのロゴを阪急特選マークに
付け替えて商品を納品してほしい
というところに納得がいかなかったのです。
今では個人で作った
ハンドメイド作品がSNSなどを通じて
世界にも知られるような時代ですが、
当時はそんなことはありません。
神戸の一部では認知度が
高まっていたとしても、
ファミリアはまだまだ名も知れない
ポッと出のメーカー。
いくら品質にこだわっていると
言っても、それが知られている
わけではありません。
阪急特選マークをつけた方が
よほど影響力があります。
それを断るということは
当時「非常識で世間知らず」と
言わんばかりの驚きだったようです。
それでも坂野惇子たちは
ファミリアのロゴをつけてしか
販売しないと強気なスタンスでした。
自分たちの思いが込められた
ファミリアのロゴを外すくらいなら、
百貨店進出なんてせずにこのまま
やっていきたいと思っていたのです。
ついには阪急百貨店側が折れ、
阪急・ファミリアグループとして
得るという折半案を提示して
坂野惇子たちを納得させました。
そして名もしれないブランドが、
世界の一流ブランドの商品と
肩を並べることとなったのです。
それでも坂野惇子たちは
阪急百貨店色に染まろうとは
決してしませんでした。
商品梱包の際、担当者の
扱いが悪いのが気に入らず、
取引を辞めたいと言い出した
こともあったといいます。
お客様の手元に届くまで、
作った商品を我が子のように
大切に扱う、そんな坂野惇子たちの
こだわりは異常に見えたかもしれません。
ついには阪急百貨店に
自らが立ち商品をお客様に
届けたいと言い出し、
担当者を唖然とさせたのだとか。
あまりに前例に習わない行動に、
坂野惇子自身も今度こそ
社長に叱られるだろうかと
思ったそうですが、社長室に
坂野惇子を呼んだ清水雅は
こう言ったといいます。
「あなたのやり方は、きっと成功します」
やはり人の上に立つ人というのは
人と違うことをやることを恐れないのですね。
清水雅はファミリアの売り場
面積を広げ、阪急百貨店の中でも
かなり目立つ位置に置いたそうです。
振り返ってみると、坂野惇子たちが
阪急特選マークを断った際
そこでこの話はなかったことに
なっていたかもしれません。
それでも坂野惇子たちの
思いを受け入れ自由にさせてくれた
清水雅の器の大きさ、先見の目、
この人無くしてファミリアは
語れないのだなと思いました。
べっぴんさんでは伊武雅刀さんが
どのように演じてくれるのでしょう。
楽しみですね♪